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2019/02/02

詰将棋パラダイス2018.11 高校24

 久々の更新です。
 いつも通りの、投稿用紙準拠の記事です(さすがに多少手を加えておりますが)

 自作(詰将棋パラダイス 2018/11 高校)

2019-01-30a.png

(A)65金、(イ)同香、(B)66銀、(ロ)同香、(C)82角、(ハ)45玉、73飛成、(ニ)56銀、
(D)同馬、同と、46銀、同と、(ホ)57桂、同と、46銀、同玉、43龍 まで17手詰


 良くも悪くも力作といった感じです。作意設定にも時間がかかりましたが、検討にはもっと時間がかかった記憶があります。時間がかからない作品のほうが案外完成度が高かったりするこの世界。でも、手のかかる子ほどかわいいものかもしれません。
 変化紛れについては長くなるので後述。
 
 検討しているときはさすがに諸々覚えていたはずですが、悲しきかな「あれ、ここってどうやってたんだっけ?」と忘れてしまう時期に差し掛かってきました。
 バリバリ毎日盤に向かっていた時期には「忘れるわけないじゃん」と思ってたんですけどね…。
 変化紛れの羅列された投稿用紙を見て、記録しておくのは大切だなぁと痛感しています。悲しい!
 
 過去数年の発表作の配置の意味、理由、意図はまだ辛うじて諳んじることができるはずなんですけど、きっと言えなくなるんでしょうね。今のうちに記録しておかないと。
 
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 何も無いところでのバッテリー形成が狙い。「82角~73飛成」がそれにあたります。
 前例があるテーマであることは承知しております。
 短編名作選の橋本樹氏のような打歩に絡んだ意味付けでなく、ただただ大駒の利きを利用した意味付けにすることにチャレンジしました。
 もちろんそうすることで完全な新味を得られるわけではないと思いますので、角打を中途半端な限定打(変化で71角成の余地を残すため)にするなどの付加価値を求めて創作してみました。1つ1つの要素は既存の筋からの借り物に過ぎないのかもしれませんが、組み合わせたら少しぐらいは珍しくなるのではないかと思います。

 手順としては、いきなり82角でも良いとは思うのですが、少し序に味付けができるならばしたほうが良いと判断し4手ほど加えました。おかげさまで変化はともかくきわどい紛れがいくつも生まれてしまいましたが、入りそうなものは入れたくなってしまうのが人情というもの。

 たま研で褒めていただいたり、えび研で解答しながら色々な感想を頂戴したりと、幸せ者な作品だなぁと思います。
 そして自作を褒めてばっかりでごめんなさい。なんというか、自作を公の場でけなすのって好きじゃないんですよ。採用いただいた担当者の皆様、解答・鑑賞してくださった方々に失礼じゃないかと思ったりしちゃって…。もちろん、弱点があるとかこういう弱みがある!とかは言いますけど、卑下はしません。考え過ぎなのかもしれないんですけど。
 けなしたり、卑下したりするのは人に見せる前にやりきってしまいたいです。

<変化>
(イ)同玉は、56銀打、同と、同銀、64玉、42角、53合、65銀打まで。
(ロ)同玉は、75角、55玉、58飛以下
(ロ)64玉は、42角、53金、65銀、63玉、72銀、62玉、63香、同金、同銀成、同玉、73金まで2手早い。
(ロ)45玉は、73飛成、56合、37桂、同と、56馬以下。

(ハ)73合は、56銀打、同と、75飛、64玉、73飛成以下。
(ニ)他合は57桂以下早い。
(ニ)64玉は71角成、55玉、56銀以下。
(ホ)55玉は、33龍、64合、65金まで同手数駒余り。

<紛れなど>
(A)66金は45玉で
・73飛成は44玉で
  62角は53香合
  53銀は43玉、34馬、同玉
・72飛成がかなり怪しい(53銀に43玉と逃げられない)
 単純に44玉と逃げると44玉、53銀、同玉、71角、43玉、52龍、同玉、34馬、41玉、21飛以下詰むので別の応手の必要あり。
 いずれの応手も微妙であるが、一例として56桂合を考えてみる。
 同金、44玉、88馬、66歩合、53銀、同玉でどうだろうか。

(A)58飛、64玉で
 柿木は75金を読むがこれは同玉で詰まないのでは
 64飛は同龍で
 かといって75角では73玉、
 75銀では53玉(73でも大丈夫だとは思うが)。54飛でも54銀でも42玉が安全か

(A)88馬、66歩、同金、同香にて
・56歩は46玉、75飛、55桂合。
・56銀打は同と、同銀(※66馬は、同と、82角、64歩)、44玉、66馬、43玉、73飛成、53香、47香、44歩、
・同馬は同玉、69香、67歩で
  84角は75歩、同角、55玉、
  93角は55玉、56銀打、同と、同銀、44玉。

(B)82角は、45玉、73飛成、56銀合(限定)、57桂(37桂も同様)、55玉、44銀、同玉、56桂、同と、45銀、同龍、33龍、同玉、45桂、34玉、33飛、25玉、23飛成、24歩(おそらく非限定だが安全策で歩合)、26銀、同玉、24龍、25桂(限定)、27歩、36玉、37金、同桂成、26龍、47玉、37角成、58玉、56龍、57金(ここも安全策で)で詰まない。
(B)73角は45玉で
・76飛は、44玉、46飛、53玉。
・57桂は、44玉、62角成、53香、

(C)73角は45玉、75飛、44玉、62角成、53香、36桂、同歩(同とは詰む)、34馬、同金。

(D)57桂について
 55玉でも逃れているように思うが33飛成が微妙。
 44玉と逃げれば(B)とほぼ同様の逃れ順に合流するので、そちらを採る。
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2018/10/21

詰将棋パラダイス2018.4 高校18

自作(2018/4 詰将棋パラダイス 高18)

123456.png

27龍、26角合、44飛、34角、25香、33玉、45桂、同角、(A)35香、同角、23香成、同角、24龍、同角、43飛成 まで15手詰

(A)36香は同角ならば簡単に詰むが34歩合で手が続かない。

(投稿用紙より)
 アンピンがテーマの作品は多いと思いますが、ピンされる駒を出現させるところから始める作品は比較的少ないのではないでしょうか(注:投稿時はテキトーなこと言っていますね。本当のところは分かりませんよ)。

 35香が主眼手のつもり。26角の筋を遮断するための一手になります。
順算創作ではありますが全ての駒を捌ききることができました。
33玉以外の玉方応手はすべて角。2枚の合駒が「33玉」というつなぎの手以降で2回ずつ動く手順とも捉えることができるかもしれません。

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 最近の自作のなかでは結構好きな1作。どんな作品でも何かしら納得がいかないところがあったりして、色々推敲を尽くしても不満な部分がどうしても消せなかったりするものですが、本作については正直不満なところがありません。
 軽すぎるのかもしれませんが…。
2018/02/04

2017/11 詰将棋パラダイス 中25

とり研参加募集締切延長しました。
2/17(土)、とり研当日の1週間前までにします。

 今日から一週間ぐらいはメールあんまり見れない期間が続きそうなので、それ以降にご連絡いただけると助かります。
 詳細はこちらをご参照ください。

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2017/11 詰将棋パラダイス 中学校25
2018-02-02a.png

67香、同馬、74龍、同玉、78龍、同馬、76香、63玉、67香、同馬、96角 まで11手詰

大駒の筋を遮断するための限定打は超短編で多くの作例があり、それ単独で新作を得るのは難しい今日。本作は「龍を香に打ち替えるためには、馬を一旦どかさないといけない」というストーリーに仕立てて勝負です。
 自作短編といえば合駒ばっかりなので、それ以外の手順で創作できたのは良かったかなと。

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 創作時「これで完成だ」と感じる瞬間は人それぞれ、作品それぞれだと思いますが、私の考えとしては、その中の一つに「全ての配置、一枚たりとも変えようがないとき」というものがあります。
 もちろん、そうでない作品は質が悪いと思っているわけでもないので、全ての自作がこの条件に当てはまっているわけではありません。半分も無いでしょう。しかしもし当てはまるのならば、誰もを納得させられる揺るぎない根拠になり、安心して投稿することができます。
 可能ならばそれを目指して、無理なら無理で、配置の役割・機能について把握・分析しておきたいなとは思っております(ホンマか?)。その過程で配置の理解も深まって、運が良かったら駒数が減ったりすることも?
 読みの力の無い自分は、配置にこだわらないと生き残れないんで…。

 さて本作も元々の構図からそこそこ変貌を遂げた作品で、最後の1枚を減らしたいとなんやかんや頑張って、なんとか減って良かったな~~~~と。
 そのぶん、余詰筋がより一層怖くなりましたが笑

 こうして振り返ってみると、本作の配置も全てに無いにしろまあまあガチガチに決まっているんじゃないかと感じております。
 強いていえば69の角を馬にもできそうですけど、仮に可能だとしても私ならしないでしょうね。84の銀が詰め上がりで不要になってしまったりその他もろもろあるんで…。

 手順に関してはパスファインダー氏にめちゃくちゃお世話になりました。おかげ様で良い手順の流れになったと思います。その分より一層余詰筋が危なくなりましたが…(柿木を自動で走らせるだけでは検出できない余詰もあったので無い知恵も絞りつつ頑張りました)。
 ありがとうございました。

 
2017/11/22

2017.7 詰将棋パラダイス うまとり會作品展1

最小限の努力で、広告が表示されない程度には更新…

2017年7月 詰将棋パラダイス うまとり會作品展
rererere.png

65銀、54飛、64角、同香、57香、56角、同銀、同馬、65金、同香、64角 まで11手詰

【投稿用紙より抜粋】
 2手目に他合をすると、64角とする前にに57香とする手順があります。角を渡す前に57香とすれば、56の合駒は角以外。この合駒を決めさせてから64角とすれば同香、同銀まで簡単に詰みます。
 2手目の飛合は手順前後の強要ということになるでしょうか。

 作者としてはこの手筋を「受方側による駒の回収」と呼びたいのですが、現在詰将棋界で使われている「回収手筋」とは意味合いがちょっと違うので混乱が生じるかもしれません。

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 後手は角が欲しい。2手目の逆王手で角捨てを強制します。

 10月号に結果が出ていましたが、狙いは伝わりにくかったようで、これでは作者の自己満足と言われても仕方がありません…。2手目の飛合が構想うんぬん以前に必然手なのがいけませんでしたか。
 狙いを成立するだけではなく、今後はより踏み込んで表現法にもこだわっていく必要があるのでしょうね(できるんかいな)。

 とはいえ、ひとまず成立している図をつくることができたのは良かったと思っています。逆王手ラッシュにユーモアを感じていただければ。

 そんな作品でしたが、『ベイと祭りと詰将棋』さんによると、2017年7月の春霞賞の候補に選んでいただいたようです。ありがとうございました。これからもがんばります。
2017/06/10

詰パラ2017.3 中学校13



藤井さんフィーバーで関連商品が爆売れしているそうですね。
 それならば詰パラも売れないとおかしいはず。
 詰将棋という文化の魅力がより多くの人々に伝わればと思います。
(そして俺の詰将棋を見ろ)



詰パラ2017.3 中学校⑬

2017-06-10a.png

69香、(イ)66馬、56飛成、74玉、(A)75馬、同馬、84と引、同馬、65龍 まで9手詰

(イ)68合には57飛成、74玉、53合、68龍以下53の合駒により多少違いはあるものの同手数駒余り
(イ)67合、66合も同様。

(イ)65合には57飛成ではなく56飛成とし、以下63玉、65香、74玉、84と引。
(A) 64馬は同玉、66龍、53玉※1、31角、52玉※2で逃れ。
71の金は※1の局面での62飛成、および※2の局面での61飛成を防いでいる。
(A)84と引は63玉、66香、73玉。
 この局面で43の飛は63角を、71の金は83と上、81玉、51龍の筋を防いでいる。

 空中での龍香の連結を狙って作図をはじめました。
 最遠打にできるかもと気づいたのはちょっと後になってから。投稿前に気づけて良かったです。

 盤面枚数は12枚。創作当初に比べればかなり減ったほうですけども、飛車2枚が当たり駒同士になっているのはちょっと嫌味がありますね。5手目の41馬や64馬といった余詰や、特に84と引の余詰がかなりきついので、仕方がないところです。
 ちなみに、85の桂は壁であることはもちろんのこと、3手目57飛成→77龍の転回も防いでいます。

 馬の軌跡も狙い(最初から狙ってたわけではないけど)でした。