5手ばか詰を考えよう(5)

5手ばか詰
11 /27 2015
■角で詰める
 この詰め上がり。例にもれずモデルメイトを目指します。

2015-11-26f.jpg

 最終手角打が多い形です。ばか詰では透かし詰めがないので、そのおかげで非限定は避けられています。
 
 今回も支え駒に注目しましょう。そこで囲碁用語の「ケイマ」が登場します。囲碁はさっぱりわかんないですが、ちょうどいい言葉なので逆輸入しました。

wikipediaより(一部抜粋)
ケイマは囲碁において、すでにある石から横に二路、縦に一路(または横に一路、縦に二路)離れた位置関係のことを指す。英語では "knight jump" 。

55の玉に対してのケイマの位置を青色に塗ってみました。
6TN.png


この位置に龍を据えると、効率よく玉を包囲できるようです。

ではこの詰め上がりでの実例を見ていきましょう。

○長谷繁蔵氏作(詰将棋パラダイス/2004年4月)
6TM.png


難解な5手ばか詰として有名ですね。ご存知の方も多いと思いますので答えも載せてしまいます。



44龍 63玉 33龍 54玉 63角 まで 5手

〈↓詰め上がり図 63角まで〉
2015-11-26g.jpg


ケイマの位置の龍が2枚もいます。
そして新手筋として「龍ソッポ」も出てきました。すこぶる頻出の手筋です。ソッポの手筋に関してはまた別記事にまとめる予定ですが、龍ソッポの目的として、玉と龍でケイマの位置関係をつくるためのものが頻度としてかなり高いことは覚えておいて良いと思います。

■桂で詰める
吊るし桂しかありません。早速実例を見ていきましょう。

○勇者ロト氏作(2011/7 詰将棋パラダイス)
6TS.png

53龍 32玉 62龍 41玉 53桂生 まで 5手
ダブルソッポです。


○DD++氏作(2013/6 WFP内 解くのに頭を悩ます5手協力詰作品展)
6TR.png

47龍、26玉、23龍、35玉、27桂 まで5手
上下から「ケイマの龍」で挟み込みます。
当然出題時はヒントがないわけで、難解性に特化した本作の紛れの海をさまようことになったでしょう。



先ほど述べた龍の使い方を参考にすれば、きっと解けるはずです。

龍とは関係ありませんが、以下のように盤端の玉に対しての桂吊るしも有力ですね。

○神無太郎氏作 (AWAKEN 41 1993/9 詰将棋パラダイス )
6Th.png

55馬、44角、22歩成、同角、23桂 まで 5手
逆王手を防ぐため、33地点ではなく44地点に合駒させる。


解答はそれぞれの図の下あたりに白抜きで置いています。
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