FC2ブログ
--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2018/09/21

マイフェイバリットフェアリー10(Ⅶ)

やっと書けるぜ…。
Isardam入門
AndernachIsardam入門

※Andernachのほうは、占魚亭氏によるルール解説がすでにありますのでそちらの紹介に留めます。
Andernach(アンダーナッハ)について(詰将棋おもちゃ箱HP)


⑧AndernachIsardam協力自玉詰 14手
(Web Fairy Paradise 2014/7)


2018-09-20a.png

【協力自玉詰】先後協力して最短手数で攻方の玉を詰める。

 59香、44玉、54金、52香、同王、53香、58桂、54玉、57香、56飛、46桂、同飛転、43王、41飛 まで 14手

(詰め上がり図)
2018-09-20c.png

 ただでさえややこしいこのルールの中でも本作ではさらにややこしい作品。申し訳ない。
本作は玉で玉に王手をかける部分があり、こんなこと良いの?と思った方が多いはず。
 一応の理論としては、5筋敵方の玉はルール上5筋から出られない。つまり5筋から出る方向への利きを持たないと解釈することになりますが、この解釈は議論の分かれているところです。この論理にAndernachは関係しておりません。Isardamだけが関与しています。
 誰発祥の呼び方かは存じ上げませんが、「川中島問題」と呼ばれることが多いです。
 詳しく知りたい方は、WFP作品展担当の神無七郎さんによる、本作の解説等をご参照いただければ幸いです。
 香対は王手になっていなくて、飛対のほうは王手になっているという、この先後の対比が表れている詰め上がりになっていると考えております。

 以下は作品の創作についての話。
自作の自玉系作品でも、「簡素な初形で、珍奇な詰め上がり」を志向した作品は多いです。
その中でなぜ本作を選んだのかと言われると、つなぎがうまくいったこと。これに尽きます。
 メイン部分はそこから作った以上ある程度しっかりしているはず。あとは作品を成立させるときに、如何に間延びを回避し、自然に手を進めるかも重要視すべきだというのが私の持論です。

 本作のような手段で攻方が2枚香を手順中で配置しようと思うと、一番間延びの恐れがあるのは58桂を置くための逆算部分であることは誰が見ても明らかでしょう。
 創作の当初は後手玉を45あたりまで引っ張り込む必要があるとばかり思っていました。しかしそんなグダグダな玉移動のみの逆算を入れてしまうのは、本作の得にならないはず。。
 45に玉を置かなくても、58に桂を打つことができる…。分かる人にはすぐ分かるのでしょうが私はなかなか思いつきませんでした。作品のメインではない以上、枝葉にすぎないことと思われるかもしれませんが、創作中、最も重要な気付きであったと私は今でも思っています。




⑨AndernachIsardam協力千日手 20手
(Web Fairy Paradise 2014/8)


2018-09-20b.png

【協力千日手】先後協力して最短手数で初形に戻す。

28歩 26金 27歩 25金 26歩 48玉 25歩転 26歩 37角 27歩生 19角
37玉 28金 46玉 29金 28歩生 37角 29歩生転 15角 37玉 まで 20手


 これはもう、並べていただくのが一番分かりやすいと思います。
 歩の往復と、それを助ける角や金の動きにご注目ください。

神無七郎氏 解説より一部引用)

 歩の往復とそれを助ける金、玉と角の出入り、これら対称的な手順の集積が結果的に趣向風の手順を創り出す構成は、とても現代的です。



 さて配置のほうですが、24に攻方の駒が無いと簡単なのはお分かりいただけると思います。2枚の飛配置はしょうがないかな。玉が35、55、57に移動できると余詰が生じるので、配置には品切れ以外の意味も一応あります。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。