5手ばか詰を考えよう(8) ミニ作品集 

未分類
12 /18 2015
○「5手ばか詰を考えよう」 詰め上がりの分類 記事一覧
 (1)金〔前編〕
 (2)金〔後編〕
 (3)金〔追記〕
 (4)飛、銀
 (5)角、桂
 (6)龍
 (7)馬
  
 あらためて見ると香と歩がありません。少ないからしょうがないね。


 以上の記事で一通り詰め上がりを列挙できました。まだ見ていない記事がありましたら、振り返ってみていただければと思います。

 前回の記事でもほんの少し書きましたが、このように詰め上がりを列挙する意義について少し触れさせてください。

 ばか詰において詰め上がりを体系的に把握しておくことは、特に創作時においてはとても重要となるものだと思います。作意順で使うにしろ、使わないにしろ、必ず遭遇する筋たちです。仲良く付き合っていきたいですね。 

 普通詰将棋と比較して、ばか詰での余詰筋は抑えることが難しいものです。飛、角、香などの飛び道具さえあれば、合駒をむしることで大半の詰み筋は再現可能ですからね。作意順にそれらの詰め上がりを採用せずとも、否が応でも出会ってしまうのです。
 
 そして以上のことは純粋なばか詰でなくとも、「○○ばか詰」というようにばか詰と他のルールを組み合わせた場合でも同じです。たかが5手ばか詰と侮るなかれ。ばか詰はすべてのフェアリールールの基本。まずはここから始めて、フェアリーの世界を広げていこう!

 ではさっそくこれまで学んだことを活かして5手ばか詰を解いてみましょう。「解けない!」という方は、とりあえず答えだけでも見ていってね。

 とりあえず5作並べてみました。埋め合わせで自作も紛れ込ませています笑
 形も手順もシンプルで、そしてその上でちょっと考えるところがあるようなものを選んでみました。果たしてこれまでの知識が活かせるか、チャレンジですね。タイムアタックも良し。じっくり鑑賞も良し。答えはまた後日コメント欄に載せますので、それまで少々お待ちください(すいません)。

(すべてばか5手詰 敬称略)

1,小林看空 (Web Fairy Paradise/2013年5月)
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2,佐々木寛次郎 (詰将棋パラダイス/2007年2月)
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3,桝田隆行 (詰将棋パラダイス 1992年4月)
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4,上谷直希  (詰将棋パラダイス/2010年8月)
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5,神無三郎 (詰将棋パラダイス/1987年10月)

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単純に紛れの数だけで言えば3が一番難しいことになりますが、盲点にハマるかどうかで難易度は人それぞれ変わってきそうです。自分は2で悩みました。

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コメント

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No title

①35飛 45金 同香 54玉 64金 まで 5手

合駒で金を稼ぐ、いわゆる例の筋ですがその取り方に工夫があります。45金合を同飛ではなく同香と取る。言われてみればこれも王手になっています。合駒を出した駒と合駒を取る駒が違うというのはちょっと新感覚かもしれません。初手開き王手の紛れもいかにも作意っぽくて悩ませます。

②44飛成 52玉 43角成 41玉 42馬 まで 5手

敢えて龍筋に玉を潜らせるのがユーモラス。この初形から詰め上がり地点は読めない。

③69香、57玉、79角、56玉、46飛 まで5手

この詰め上がりは頻出で、そのことをご存知の方なら比較的見えやすかったと思います。しかし、攻駒三枚の組み合わせをゼロから組み立てていかねばならなかったのでそこが大変だったかも。角香、互いが互いを邪魔しないように控えて打たねばならず、綺麗に限定されています。

④23飛成 36玉 18馬 35玉 26角 まで 5手

だいぶ初期の自作。紛れの多さがほぼ唯一の取り柄といったところ。

⑤55角 53玉 65桂 63玉 73角成 まで 5手

「そっちで詰むのか!」という意外性を主眼にした作品は数多くありますが、本作は盤面の左側に全く痕跡が無い点で優れていると思います。そして桂跳ねが気持ち良い。

No title

⑤について。本作の他、神無三郎氏のばか5手詰の作品を以下のページでみることができます。

「Web源泉館」
http://k7ro.sakura.ne.jp/GensenkanWeb/GensenkanWeb.html

⑤は源泉館(3)27となります。

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自称フェアリストです