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2016/01/09

欲を出さないと面白い?(3前)

欲をださないと面白い?(1)   
                (2)


去年つくった中では最も思い入れのある作品の一つかもしれません。最終的な出来はともあれ、苦労した題材です。以下は長くなりますが、もし良かったら是非読んでみてください。

上谷直希  禁欲詰 WFP作品展 72-2b (翻案)

2016-01-08a.jpg


http://k7ro.sakura.ne.jp/wfp/EnjoyWFP.html


象形っぽい初形。どうやっても詰みそうですが…?
まず初手の紛れ(A)を確認していきます。

(A)12飛成。これで簡単に詰むように思えます。
 結論から言いますと13に合駒されても14に合駒されても詰みません。簡単な14のほうで考えていきます。
 14合ならば金合が唯一の逃れ。同龍とできればいいものの禁欲ルールなので取れません。駒を取らないような王手が残っているからです。


16の退路を塞ぐ、駒を取らない王手といいますと17飛か16飛だけですね。16飛は25玉の一手ですが、次の手が15飛ともとに戻す手しかありませんから厳しそうです。17飛が妥当でしょう。

合駒ならいよいよ14龍とできて詰みますので逃げます。25玉、16銀、同桂で逃れ図1。

2016-01-08e.jpg

23龍なら24金で14龍を強制されます。
22龍なら、移動合には対抗できますが単純に歩合ぐらいでダメ。

このように、龍がどのように4段目に飛び込めるかが本作の争点となります。



先ほどの紛れでは、17飛とした手で逃げられて詰みませんでした。
ならば初手から(A)17飛としたらどうでしょう?先ほどと違って、逃げたら14銀で簡単です。

と言っても、単純な打合をしてしまえば12飛成から先ほどの手順に合流して詰みますね。
ここで16桂の移動合が出てきます。これに対しては12飛成ぐらいでしょうか。14に合駒してもらえれば詰むものの、13歩でもう全然詰まなくなってしまいます。

2016-01-08f.jpg

24銀を強制します(同龍とできれば簡単に詰むのに…笑)
24銀、25玉となった形はもう物理的に王手のかけようがありません。この紛れで桂馬の存在感を主張したかったわけです。

ここまでがまず第一の紛れ。


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そんなわけで初手はビタッと14飛が正解となります。成れない位置への限定打ですが、「もったいない」感はありますでしょうか?以下25玉、16銀、同桂で途中図1へ。

2016-01-08g.jpg

ここまでくればもうどうしようもなく詰みそう。いやいや、ここからがしんどいのです。

22飛成といきます。それに対しては24金合(限定合)。よっしゃ同龍…とできません。

15飛が強制ですからね。以下同玉で逃れています。

2016-01-08h.jpg


13龍なら移動合。12龍なら14歩。逃れ図1と同様の理屈です。


ではさきに15飛としたらどうでしょう。同玉の一手。

2016-01-08i.jpg

さすがに12飛成で終わりでしょうか?いいやまだまだ。13歩があります。

同龍、14金とされた局面は24龍を強制されてしまっていて逃れ。龍を引きつけるための中合だったのですね。

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勘の良い方ならお気づきでしょうが、ここでついに攻方の奥の手を披露しましょう。

12飛生!これでは13歩と引きつけようが全くの無駄です。
どうしたものでしょうか。

長くなってきたんで一旦切ります。明日また上げますんで汗
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