2016/03/05

2015.12 短編コンクール ④

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 46香、45銀、44香、同角、54金上、同銀、33金まで7手詰

 と金or金の選択に対し、特別なこだわりはありませんが、どちらかと言えば金派でしょうか。軽さより安定性を重視したい深層心理?

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本作の一番の狙いは、中合ではありません。創作起点は「ピンされている駒の入れ替え」でした。
 初形から「△66角がなければなあ」と思わせて、この角を無効化する手順を作意に据えます。解答者の皆様の目に角のピンメイトがきちんと印象的に映ってくれたとしたならば、意図としては成功と呼べるでしょうか。パラの短評を拝見するに、ある程度は伝わっているようで少し安心しました。
 手順構成はこうなるところ。あとは構図をどうするかです。色々な駒の組み合わせで試してみた結果、この構図が一番すっきりしているように感じました。こういう手順で一番難しいのは、6手目の変化を1手詰でしかも駒余りにすることでしたので…。
 なお、35桂は余詰防ぎにも働いています(これだけは言いたかった)。この桂馬がないと、45香、34玉、24馬、45玉、46飛までです。初手57香には同桂「成」で逃れます。

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 創作当初は2手目の合駒に紐がついていましたが、途中で紐無し、つまり中合にできることに気がつきました。中合にするとそちらの印象に作品が引きずられそうだなあという危惧はあったものの、できるものならしますよねえ……。
 中合を動かす7手詰が、如何に玉移動の手を工夫するかという競技になっていたところに「玉を動かさずとも、中合を筋の外へ動かせる」という主張を引っ提げてやってきたという見方もできますでしょうか?しかしまあ、中合の範疇で語られると相対的に弱く見えてしまう手順でもあり、功罪相半ばでしょうね。

 ともあれ、軽い手順で上位を狙うのは難しいことを痛感しました。


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