推理将棋 おもちゃ箱 102-2

推理将棋
08 /13 2016
結果 → http://toybox.tea-nifty.com/memo/2016/06/post-e55b.html


102-2 中級  上谷直希 作   最遠移動    10手

「10手で勝ったらしいね。どんな対局だったの?」
「最後は最遠移動で詰ませたよ。あとは、成駒を連続で動かす手順が双方にあったなあ」

さて、どんな将棋だったのだろうか?

(条件)
・10手で詰んだ
・止めは最遠移動(10手目は8マス分動く手)
・先後双方ともに成駒を連続して動かした


 推理将棋は会話形式で出題され、その提示された条件を満たすような手順を求めるものです。手順前後はもちろん、成生非限定も許されませんので、そこも条件設定されています。無駄合の概念もありません。王手義務の無いばか詰とも呼べますかね。
 もちろん詰ませることが目標ではない作品もありますし、自由度の高さも魅力の1つです。

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 最遠移動とは駒が端から端まで計8マス動くことを指します。よってとどめは9段目の手以外ありえません。

 推理将棋の基本的な考え方として、私はまず先後でそれぞれ何手指すことができて、そのうちの何手が条件で決められているかを勘定してみます。今回は特に先手が成駒を連続で動かしたことがヒントになるかと思います。先手の指す5手中3手は駒成と成駒で確定。そして成駒をつくるためには他の着手も1手はほぼ不可欠でしょうから、恐らく4手を条件達成のため費やすことになります。となると先手玉は動けたとしても1回しか動けません。そうなると、最終手が馬とは考えにくく、9段目の龍だろうと考えられます。
 
 あとは10手以内に後手が龍を出動できるような手順を考えていけばいいと思います。

 76歩、32飛、33角成、42銀、77馬、37飛成、68馬、31龍、58金右、39龍 まで10手で詰



 居玉に対する一間龍で合いきかずの単騎詰を「はてるま手筋」と呼びます(詰将棋メモ参照)。本作もその詰め上がりを拝借していることになります。当然それだけでは新作とは呼べませんので、最遠移動という狙いと組み合わせてみました。
 最遠移動がまず初めにあって、さてその実現はどうしたらいいのか……、というのが創作の順序です。

「双方が成駒を連続で動かした」という条件が、手順前後や成生非限定を効率よく消してくれました。こういう条件付けを思いつくと投稿の意欲も増してきますね。難易度は下がってしまいますが、そこは意外と気にならなかったです。
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コメント

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これは易しいですね。
解いてないので何とでも言えます(笑)。
最遠地移動は馬はなさそうなので龍。
3筋か7筋かでは、歩の消去手数から3筋なのは分ります。
問題は手順だけだけど、連続成駒で全て限定出来ているのが粋ですね。
僕はフェアリー系は全くダメで、好きじゃないけど、ピタリとした作品は鑑賞して楽しいです。
上谷さんの作品はシンプルな良さがあるので、好きです。

……とこれは社交辞令です(笑)。
山路さんの作品を早く紹介して下さい。
これを言うのが、このコメントの目的でした(笑)。
山路さんとは、今日、香龍会で会えるかも。

No title

社交辞令でもありがとうございます!

記事はもう少しお待ち下さい汗

ue

自称フェアリストです