2016/09/19

第二回 とり研(前)

■第2回とり研
日程:2016年9月17日(土)13時~ 
参加者:I黒さん、I本さん、U谷、K下さん、K池さん、K林さん、M島さん、Y原さん、Y路、Y田さん
   
 参加者は10名と二桁にのりました。遠方から来てくださった方も多く、本当にありがとうございました。

当日は一日中雨の予報で心配していましたが、とりあえず始まるまでは天気がもってくれてホッとしました。でも夕方からは結構降ってきて、二次会会場への移動がちょっと大変になってしまいましたね…。

 まず反省点から。
○お菓子買いすぎた
 人数多いからめっちゃ買ったろ!と張り切りすぎました…。
 大量に余ってしまいこれは大いに反省。

○またフェアリーの話ばかりしてしまった
 自分の引き出しが偏っているせいで、フェアリーの話の比率が高くなってしまいます汗
 フェアリーの話が通じるという状況が嬉しくてしょうがなかったのです(普通そんな機会そうそう無いですもん)。

 前回の反省を踏まえ、普通詰将棋についてもある程度お話できましたけども、それでもやっぱり根はフェアリストなのかなと思いました…。

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 準備のため1~2時間前に会場に到着。12:45頃になるとちらほら参加者の方が到着され始め、時間通りに開始することができました。

 一部屋に10人が集まるとなかなかの活気ですね。詰将棋なんてものは一人孤独にやるもんだと半ばあきらめ気味に思っていたので、眼の前の光景に一人感動しておりました笑
 とはいえ、10人全員が同じ盤面を眺めるというのもなかなか難しく、自然にグループに分かれていきました。1つが普通詰将棋グループ、そしてもう1つがフェアリーグループです。私がどちらに居たのかはもはや言うまでもないことですね笑

 最初に普通詰将棋のほうに簡単に触れさせていただくと、テーマは『翻弄』だったようです。もともと人気なジャンルではありますが、今より一層話題になっているのは、このツイートが理由かな?





 藤井聡太さんは史上最年少でのプロ入りを果たしたのはもちろんのこと、詰将棋解答選手権も連覇中で、将棋界だけでなく詰将棋界でも時の人ですよね。
 お題のテーマからして、詰将棋創作者としてのセンスも相当なものだと推察します。
 この創作課題への出品作が近いうちに誌面で発表されるとのことで、今から楽しみですね。

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 「翻弄」がテーマな作品が並べられていたのも、そんなわけでした。
 最近の詰パラで発表された大作も並べられていましたね。

 作品以外では、
・どんな作品が「翻弄」モノと呼ばれるの?
 →例えば受方銀が一回転する作品は相手の駒を何回も動かす点では翻弄と言えるけど、あんまり翻弄と呼ばれないのはなぜ? とか
自分の駒を何回も動かすのは翻弄ではない?
 翻弄は「する」ものだから違うとのこと。なるほど。



 自分の意思で相手の駒を動かす、といった意味合い。
 玉があまり動かないほうが翻弄の密度も高まるように思うのも、ikironさんと同じような意見かな。

「翻弄」という言葉が使われだしたのはいつごろ?
 昔は使われていなかったらしい。

 みたいな話題が聞こえてきました。


 あとは自作を見てもらって、「これって無駄合いですかね~…」といった相談をしたりしてました笑

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 普通詰将棋のほうの話はあまり聞けておらず、ちょっと内容不足かも…。すみません。
きっと他の方が書いてくれるはず!汗

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んでフェアリーのほうは一体どんな話をしていたかというと、

・透明駒
 自作を見てもらっていました。
 大先輩のみなさん方に見ていただくのは緊張しました…。

 あとは「今透明駒ってつくってる人いるの?」と聞かれて「あんまいないと思います…」としょんぼりしたり。最近では、A場さんとかS藤さんとかK坂さんが投稿されていたぐらいか。もうちょっといたら嬉しいなあ
 誌面への透明駒再登場も期待したいですね。

・左真樹さん
 私もお名前ぐらいは知っておりますが、知っている作品は数える程度。
 
 何作か教えてもらいました。

■左真樹氏作(詰将棋パラダイス/1978年12月)
  ばか詰 11手


2016-09-18a.png

48銀、68玉、59銀、77玉、66銀、76玉、65銀直、66玉、55銀、57玉、58銀引、
まで11手詰


 第5回前衛賞受賞作。

 第一感では詰まないはず。美しい初形から意外な1手という、初形象形のばか詰としては理想的な仕上がりです。詰め上がりも無駄がありません。

 
■出口信男氏作(カピタン/1982年12月)
    ミニ詰 161手


2016-09-18b.png

 38金、49玉、39金、同玉、28銀、49玉、38銀、59玉、69金、同玉、79金、59玉、69金、同玉、99飛、79金、同飛、同玉、89金、69玉、79金、同玉、89飛、同玉、88角成、同玉、99金、78玉、89金、68玉、79金、58玉、69金、48玉、59金、38玉、49金、28玉、39金、18玉、17と、同玉、16と引、18玉、17と、19玉、18と、同玉、29金、17玉、27と、同玉、38金、17玉、28金、16玉、26と、同玉、37金、16玉、27金、15玉、25と、同玉、36金、15玉、26金、14玉、24と、同玉、35金、14玉、25金、13玉、23と、同玉、22桂成、13玉、23成桂、同玉、34金、13玉、24金、12玉、22銀成、同玉、13金、21玉、31歩成、同玉、42歩成、21玉、22歩、同馬、32と、同馬、12金、31玉、41と、同玉、52桂成、31玉、42成桂、同馬、22金、41玉、51と、同玉、62歩成、41玉、52と、同馬、32金、51玉、61と、同玉、72歩成、51玉、62と、同馬、42金、61玉、71と、同玉、82歩成、61玉、72と、同馬、52金、71玉、81銀成、同玉、92歩成、71玉、82と、同馬、62金、81玉、92香成、同馬、72金、91玉、81金、同玉、92香成、71玉、82成香、61玉、72成香、51玉、62成香、41玉、52成香、31玉、42成香、21玉、32成香、11玉、33角、12玉、22角成、
まで161手詰

 ミニ詰はマキシ詰と反対で、駒の動く距離が最小になるような手を選ばなくてはいけないというもの。タテやヨコ移動の距離が1で、ナナメ移動はルート2。タテに駒を動かせるときは、ナナメに動かしたらダメということです。
 ほとんど普通詰将棋と変わらない雰囲気のルールなので、取り組みやすいですね。
 

 私は「ミニ詰」について詳細な定義を知っているわけではないのですが(なにしろルール解説が見つからない)、恐らく着手の制限は受方のほうにしか無いのでしょうね。
 攻方は移動距離1の着手候補がある局面でも、それ以上の移動距離の手を指している一方、受方の応手はすべてタテかヨコに動かす手になっていますね。

 相手は駒をナナメに動かせないことを利用して(ナナメに動かせるような局面を作らないようにして)、取れそうで取れない駒で追い掛ける手順が目を引きます。その追い方も多彩で、鑑賞者・解答者を飽きさせません。
 それら趣向手順が1局に同居し、なおかつ最後は煙る…。帰宅してから鑑賞してみただけですけども、本作の凄まじさは十二分に伝わってきます。



・衝立詰
 名前は知っていますが、ルールはよく分からないというのが正直なところ。
 作例を交えつつ教えてもらっていました。
 隠れている情報を試行錯誤で探っていくという点では透明駒と雰囲気が似ていて面白いですね。
 つくる自信はないですが…

 衝立将棋を紹介しているページは → http://www.ne.jp/asahi/tetsu/toybox/kato/ftsui.htm

・ルールが分からない
 分からなかった…。

・Fairy Chess
マジで知らない分野です汗汗
 そもそもチェスが分からないもので…。
 おすすめの書籍も教えていただきました

・フェアリー駒

 Twitterでこんなツイートをしたんですけども




 今回話題になったのは「鬼」というフェアリー駒です。
 考案者は石黒さん。

 鬼= 一番近いところにいる敵駒を取ることによって移動する駒。
 
2016-09-19a.png

 例えばこの局面で51の玉が鬼だとすると、鬼で取ることのできる駒は42と62の歩の2枚で、53の歩はその2枚より遠いので取れません。近い駒が複雑枚ある場合は、どれを取るかは選べます。

 鬼が動くときには必ず駒を取るということになりますし、取れる駒が無かったら当然鬼は動けません。
 利きを持っていない駒って、斬新ですよね。
 フェアリー駒の利きを覚えるのは大変です。しかし鬼は利きが無いから、そもそも覚えるものが無い笑。とっつきやすさは抜群です。
 鬼ならではの玉方駒発生法もあり、なんだか色々できそうな駒です。


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 長くなってきたのでここらで一旦切ります。

 次回は鬼を使った作例とか、二次会の風景とかについて書いていく予定。
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コメント

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No title

>利きを持っていない駒って、斬新ですよね。

挙動が他の駒の存在に依存している、という意味では、台駒がないと跳べないLocustとかEqui-hopperと近い種類なのかもしれませんね。あまり似ている感じはしませんが。

No title

Locustが跳べるかどうかは他の駒に依存していますけども、利き自体はもともと決まっているような印象をうけます。