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2017/02/13

マドラシ鑑賞

■「諸事情で投稿できない?フェアリー作品展」結果
 (1)アンチキルケばか詰 5手
 (2)アンチキルケばか詰 7手
 (3)アンチキルケマドラシばか詰 5手(2解)
 (4)アンチキルケマドラシばか詰 5手(2解)

ブログ作品展①、②と来てさて③の記事も書こうと思ったけど、
「あれ、そもそもマドラシルールについて解説してるサイト無くない?」と思ったので一度立ち止まりました。
体系的に述べるとかそんな大層なことは出来ないんですけど、導入程度は。




【マドラシ】同種の敵駒が互いの利きに入ると、利きがなくなる。

2017-02-10a.png

 どこかで見たことのある図ですが(笑)、この図はマドラシ条件下でも詰んでいません。
 後手には21金!や22金!といった受けが残っています。金と金の利きがぶつかるとお互いの利きが消失し(以下利きがなくなることを「石化」といいます)、王様に取りがかからなくなります。

 マドラシ特有の受けが分かったところで、それをどうやって創作に活かすか見てみましょう。

■神無太郎氏作
 マドラシばか詰 5手(Onsite Fairy Mate 1999.5)

※リンク貼ってます↑
2017-02-12c.png

 玉が互いにぶつかっていますが、違法局面ではありません。玉同士で互いの利きを消しあっているので、王手放置にはなっていないからです。
 このように玉もマドラシルールの対象とするものをKマドラシと呼び、一方対象としない(玉≠王 つまり別種の駒として扱う)ものをnonKマドラシと呼びます。nonKマドラシならばこの初形は違法です。

 初形で玉が動けないとしたら、49飛とでもしたら受けなし!?
 いやいや、48飛や39飛という、飛を石化する受けがありますね。

 「じゃあ、飛を枯らしてしまえば受けなしじゃないの?」
 これは良い着眼点です。39飛、49飛、同飛と進める手順ですね。
 
 確かにこうすれば飛を枯らすことができ一見成功のようです。しかし、この手順は不可能。なぜダメなのか、皆さんお気づきですね。……49飛合の時点で、飛同士で石化して3手目同飛とできなくなっているのです。

 ただこの発想は無駄ではありません。もう一種、枯らしやすい駒があります。
 以下は正解↓

19飛 29角 同飛 39角 68角 まで5手

 角を使い切ることで最終手の受けを無くしています。
 シンプルな意味付けで、金合、銀合(=4枚ある駒たち)との差別化を図っているのが良いですね。

 双裸玉で手を加えた痕跡が無いのに、双方の角打ちの地点が限定されているのもポイントです。
 無駄合概念の無いばか詰では、最終手77角の離し打ちは不正解。68歩合が手数伸ばしの合駒として認められるのはばか詰共通で、また推理将棋などと同様です。

■神無太郎氏作
 マドラシばか詰 5手(Onsite Fairy Mate 1999.6)

※リンク貼ってます↑

2017-02-12d.png

 36桂配置があるので、先ほどのような手順はダメですね。
 早速ですが作意順を見ていただきましょう↓

 19飛 29角 同飛 26飛 17角 まで5手

[詰め上がり図]
 2017-02-12e.png

 「さっき離し打ちは不正解って言ったばかりじゃないか!」とツッコミが来そうな詰め上がりですね笑
 いや今回は話が違うのです。仮に28歩などと合駒を打ってしまうと、その瞬間29飛の石化が解け玉を取ることが可能になります。よって、この局面での28合は自玉に王手をかける違法手となり指せません。
 28合と指せないし、他に適当な応手も無いので詰みというわけです。
 
 ばか詰で、このような詰め上がりが出現するのはかなり珍しい。初めて見たとき、かなりビックリしたことを覚えています。

 最終手35~71角の受けをなくす26飛限定打も素晴らしいですね。
 敢えて角を狭くする一連の手順が面白く、マドラシの超短編としては一番好きな作品です。
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