ブログ作品展結果③

ブログ出題
02 /17 2017
■「諸事情で投稿できない?フェアリー作品展」結果
 (1)アンチキルケばか詰 5手
 (2)アンチキルケばか詰 7手
 (3)アンチキルケマドラシばか詰 5手(2解)
 (4)アンチキルケマドラシばか詰 5手(2解)



 「ばか詰で最強の駒は金である」と前に話したような気がしますけど、マドラシではかなり弱い駒になってしまいます。石化させる受けが常につきまといますからね。
 逆に最強の駒は成駒です。金は持駒から出せますけどと金は出せません。
 マドラシルールの詰将棋ではまず成駒を作る手順を読んでみて損はなさそうです。

 逆につくる側からいえば、成駒での詰め上がりは一見普通のばか詰と変わらない、マドラシらしさに欠けるような印象を与えかねないので、できれば避けたいところです。余詰筋としてはよくお目にかかります。
 逆に言えば、成駒をつくれないような構図を取ることがマドラシ創作で余詰を出さないコツと言えるでしょう。

--------------

「諸事情で投稿できない?フェアリー作品展」③の解答です。

③アンチキルケマドラシばか詰 5手(2解)
 2017-01-06a.png

 マドラシ → マドラシ鑑賞
 アンチキルケ → アンチキルケ入門

【解説】
 2解で出題したからにはその2解には関連性や対照性があるということです。そうでないなら一緒に出題する意義にハテナマークがつきます。本作はどうでしょうか。
 
 さてマドラシ条件なので角や香などでトドメになることは考えにくいです。馬をつくることになりそうです。その上でアンチキルケルールでもありますので、51地点に利きをつくることも必要ですね。
 この2つを満たす手順は、例えばこんなものがあるでしょうか。

[作意順?]33角、66角、55香、14玉、24角成?

 なんだか初手も2手目も非限定に見えます。ばか詰では非限定=余詰だったはずですが?
 …もちろん、非限定ではありません。相手角を発生させてしまったせいで、最終手に57角成!という受けが発生しています。馬と馬での石化ですね。

 本作のテーマは後手に馬をつくらせない2つの手段です。どうすれば57角成のような受けを消すことができるでしょう?この疑問が解答に至るヒントとなります。

 解の1つを示します。
a) 33角、99角!、55香、14玉、24角成 まで5手
 
 最遠打が出てきました。8の10なんて座標はありませんので最終手への受けが無いのですね。
 このように、盤端を利用して「駒の動きを制限するための最遠打」を極めて簡潔に表現できるのもフェアリーの魅力の1つです
さてもう1つの解もこの近傍にありそうです(そういうふうにつくりますのでね)。
初手が非限定のように見えると書きました。そして33角のほうに一解がありましたので、もう1解は42角~53香のほうに隠れていると考えるのがツインの考え方です。

そしてもう1解。
b) 42角、64角、53香、14玉、24角成 まで5手
 
 2手目が地味ながらも限定打。離して打つとやはり6手目に馬をつくる受けが生じます。
 実はこちらの解のほうが作者好みだったりします。少数派?

 このように、2つの解で後手に馬をつくらせない手法を2つ提示しました。1つは最遠打、もう一方は近打となっており、この対比が狙いだったのです。
 
 4手目からが全く同一に進むのは珍しい構成でしょうか…?

【短評】(敬称略)
たくぼん-最終手が99角なら行き場が無い、64角なら成れないという対比が面白い

変寝夢-初手が一マス違いなのに2手目がエライ変わってくるのですね。特殊ルールというと打歩ばかりに目が行きがちですが、可成地域を1?3段目と設定した人も偉大と思いますよ。
☆お互い自陣が3段ってロックマンエグゼみたいですよね(変な喩え)
エリアスチール可能な将棋とか面白そう!?とか適当なことを言ってみたり。

占魚亭-頭3手の違いがミソ。

-2手目は非限定と思いきや、角成で馬の利きを消す手で限定なのですね。

高坂研-マドラシの受けが成立しない場所が2ヶ所あるという訳か!
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

ue

自称フェアリストです